R05年採択プログラム

インターアイランド・サステナビリティ教育プログラム

本プログラムでは、学生自身が互いに自国の強み(特徴)を発信し、共修し、多様化する社会における次世代グローバル人材を養成します。また、地域において教育と研究の中核的役割を担う大学として、沖縄や太平洋島嶼地域特有の研究領域、専門コースを多く備えている総合大学の特性を存分に発揮し、学部間を連携した島嶼間国際交流カリキュラムを構築します。具体的には、以下の4つの取組を実施します。

I インターアイランド・サステナビリティに特化した4つのコースの設置

本学・ハワイ・台湾で連携し課題解決に向けた人材育成を図るため、文理の領域を超えた横断的な複合分野の学際的な太平洋島嶼地域課題解決型4コース(①再生可能エネルギー、②ウェルビーイング、③環境、④共生)を提供します。
本コースでは、COIL型教育やJV-Campusを活用した国際共修の実践を通して学生の国際的通用性を高める教育を行い、実践型交流プログラム(実渡航留学・研修、オンライン留学・研修、インターンシップ)とも連動して実施します。

太平洋島嶼地域課題解決型コース科目

3拠点連携インターンシップの実施

海外沖縄県人会のネットワークや海外の沖縄県系の経営者によるWUBっと連携し、沖縄・ハワイ・台湾の派遣・受入学生に民間企業でのインターンシップの機会を提供します。

学生主体の活動の推進

学生主体ワークショップと年1回の国際シンポジウムを開催し、プログラムの成果報告を行います。学生コミュニティによる国際交流に関するイベントの企画・運営、本学国際交流学生グループのGCCと連携して、英語学習・留学をサポートする体制を整えます。

マイクロクレデンシャルの導入

本プログラムを受講し、必要単位(太平洋島嶼地域課題解決型コース科目から4単位以上、実践型交流プログラムから2単位以上、計8単位以上)を履修した各コースの修了者には、デジタルバッジを付与します。

II プログラムの背景・目的

琉球大学は半世紀にわたり、太平洋島嶼地域との交流や大学間交流を通して、共通する課題に対する相互認識を確立しており、本学の長期ビジョンにおいて「地域とともに豊かな未来社会をデザインする大学」及び「アジア・太平洋地域の卓越した教育研究拠点となる大学」を将来像として掲げ、当該地域のリーディング教育研究機関として、島嶼課題の解決に資する人材を育成することを使命としています。

本プログラムでは、太平洋島嶼地域の存続に関わる課題(エネルギー、環境、国際関係、観光、貧困、福祉、移民、先住民・原住民、言語継承問題)が、島嶼のみならず地球の存続にも関わる課題であるという認識を高め、その課題解決に必要な専門知識や技術を有する人材の育成を目的としています。

III 養成する人材像

本プログラムでは、学生自身が互いに自国の強み(特徴)を発信し、共修し、多様化する社会における、以下のような次世代グローバル人材を養成します。

①専門的な知識、技術、外国語運用能力を備え、幅広い視野と柔軟性で、太平洋島嶼地域の課題解決へ向けて主体的に行動できる人材
②本事業を契機に身につけた国際感覚をもとに、常に学び続け、各分野をリードする沖縄・ハワイ・台湾の架け橋となる人材

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