2024.08.17 学生交流
沖縄・ハワイ・台湾で協働し、太平洋島嶼地域の課題解決に取り組むことを目的とした短期受入研修を、2024年8月8日(木)から8月17日(土)までの10日間にわたり実施しました。本プログラムは琉球大学のサマープログラムと合同で行われ、本学学生6名、ハワイの連携校から3名、台湾の連携校から3名を含む、合計22名の参加者が集いました。
この研修では、講義とフィールドワークを組み合わせたプログラムが提供され、文化活動も豊富に取り入れられました。参加学生たちは、お互いに親交を深めつつ、島嶼の知恵と共生の考え方を学びました。
【実施期間】2024年8月8日(木)から8月17日(土)(10日間)
【実施場所】琉球大学および沖縄県内各地
【主なプログラム内容】
講義とフィールドワーク
・開会式、オリエンテーション、アイスブレイク
・オープニング講義:「沖縄においてSDGs達成のために私たちができること」
・講義1「感覚のフィールドワーク」
・講義2「場面に即した『正しい英語』」
・講義3「資源の循環」
・講義4「プログラム総括」
・フィールドワーク1「那覇市内でのフィールドワーク」
・フィールドワーク2「備瀬のフクギ並木での自然・景観保全に関する実習」
・閉会式、フェアウェルパーティー
文化活動
・海洋博公園(美ら海水族館、海洋博物館)の見学と、ワークシートを使った学習
・琉球芸能研究クラブによる演奏会、琉大生による風樹館・図書館ツアー
・紅型工房「城」での紅型染め体験
短期受入研修を通じ、本プログラムが焦点を当てる4つのテーマの観点(再生可能エネルギー、ウェルビーイング、環境、共生)から、参加学生からは以下のような学びと気づきが聞かれました。
・「再生可能エネルギー」の観点
那覇・南風原クリーンセンターでの見学を通じ、廃棄物処理やエネルギー生成の仕組みを理解し、資源の新たな価値創造について学びました。
・「ウェルビーイング」の観点
観光地としての那覇をフィールドワークで探求し、地域住民や自然に寄り添いながら、視覚を超えた感覚を通じた学びを得ました。
・「環境」の観点
備瀬のフクギ並木での実習を通じ、環境保全と文化・観光との持続可能な共存のあり方を深く理解しました。
・「共生」の観点
SDGsを沖縄の文脈で捉え、平和記念施設の訪問や講義を通じて、異なる背景を持つ人々とのつながりを重視する英語コミュニケーションの重要性を実感しました。